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Mandheling

マンデリン

スマトラ島の名前とスマトラ式精製を知るコーヒー

ハーブやスパイスを思わせる香り、厚みのある口当たり、ゆっくり残る余韻。マンデリンは、スマトラ島のコーヒーを選ぶときによく出会う名前です。深煎りで親しまれていますが、焙煎度そのものの名前ではありません。スマトラ式の精製や、袋に書かれた地域・等級を知ると、どっしりした一杯の奥にある違いを楽しめます。

STORY名前の由来とスマトラ式精製

マンデリンは、品種名ではない

マンデリンという呼び名は、スマトラ島のマンデリン族(Mandailing)の名前に結びつくものとして、生産・輸出者によって紹介されています。現在の流通で使われる名前は、その人々が育てた一農園の豆だけに限られるわけではありません。名前の由来と、手元の商品がどこで育ったかは分けて見てください。

名前が広まったきっかけには、いくつかの逸話も語られています。特定の人物が聞き間違えた話などを、確定した歴史として受け取る必要はありません。まずはスマトラ島のコーヒー文化につながる名前と知り、その先の生産者情報へ目を向けてみましょう。

湿った段階で殻を外す、ウェットハル

スマトラ式は、ウェットハル、インドネシア語ではギリン・バサ(giling basah)とも呼ばれます。果肉を除いた豆を途中まで乾燥し、パーチメントという殻をまだ水分が多い段階で外してから、さらに乾燥させる精製です。十分乾燥してから殻を外す一般的なウォッシュドとは、この順序が異なります。

精製の呼び名大まかな違い
スマトラ式/ウェットハル果肉を除いて部分乾燥し、まだ湿った段階で殻を外して、さらに乾燥
ウォッシュド果肉などを除き、殻に包まれた豆を乾燥。殻を外すタイミングが異なる
ナチュラル果実のまま乾燥してから、外側を取り除く

この精製はスマトラのコーヒーを知る大切な背景ですが、製法だけで特定の香りが必ず生まれると考えないでください。収穫した実の状態、乾燥や選別、保管、焙煎までが一杯につながります。『半水洗』とだけ書かれた商品は、詳しい方法を販売店へ確認すると比較しやすくなります。

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