Capsule Machine Types
カプセル式マシンの種類
メーカーもタイプもさまざまなカプセル式マシン。まず業務用と家庭用の違いを整理し、おうちで使う家庭用がどんな種類に分かれるのかを、代表的なメーカーと機種とともにやさしく地図にします。
2026年7月2日 公開
「カプセルをセットしてボタンを押すだけ」で本格的な一杯が楽しめるカプセル式コーヒーマシン。とても便利ですが、いざ選ぼうとするとメーカーもタイプもたくさんあって迷ってしまう方も多いはず。ここでは、カプセル式マシンが大きくどう分類できるのかを、おうちで使う家庭用に重点を置いて整理します。それぞれの特徴と、どんなメーカー・機種があるのかを、全体像がつかめるようにやさしくまとめました。
Commercial vs Homeまずは業務用と家庭用
カプセル式マシンは、大きく業務用と家庭用に分けられます。業務用は、カフェやレストラン、オフィスなどで使われるタイプ。本体が大きく価格も高めで、次々と多くの杯数を安定して淹れられるようにできています。いっぽう家庭用は、手軽な価格で買えて置き場所を取らず、1〜数杯をボタンひとつで淹れることを目的にしたタイプです。
Two Brewing Styles家庭用は抽出方式で2タイプ
家庭用のカプセル式マシンは、お湯でどう抽出するか(抽出方式)で大きく2タイプに分けられます。高圧エスプレッソ式とドリップ式です。まずは全体像を1枚の図で見てみましょう。
① 高圧エスプレッソ式
高い圧力をかけたお湯を一気に通し、ぎゅっと濃い一杯を淹れるタイプ。表面にクレマ(きめ細かい泡)が乗りやすく、カフェのエスプレッソに近い満足感があります。代表的なのはネスプレッソとネスカフェ ドルチェ グスト(加圧式)です。
② ドリップ式
ハンドドリップのように、カプセルの中の粉にお湯を通して抽出するタイプ。高圧式よりすっきり軽やかな味わいになりやすく、レギュラーコーヒーに近い感覚で飲めます。代表的なのはUCC ドリップポッドとキューリグです。
Four Main Systems主要な4つのシステム
家庭用の主役は、大きく4つのシステム(規格)です。ネスプレッソ/ドルチェグスト/ドリップポッド/キューリグ。それぞれ専用のカプセルを使い、カプセルには互換性がありません。つまり「本体を選ぶ=使えるカプセルが決まる」ということ。ここが選ぶときの一番大事なポイントです。
① ネスプレッソ
スイス・ネスレのブランド。高圧エスプレッソ式の代表格で、いまは大きく2つのライン——濃いエスプレッソ系が得意な「オリジナル」(9気圧クラスの高圧抽出)と、カプセルのバーコードを読み取って抽出を自動調整し、大きめの一杯もクレマとともに淹れられる「ヴァーチュオ」——があります。入門機はコンパクトなモデルが中心です。
② ネスカフェ ドルチェ グスト
同じネスレですが、ネスプレッソとは別システム(カプセルも別物)。コーヒーだけでなくラテ・カプチーノ・ティーまで、メニューの幅広さが魅力です。ミルク入りのカプセルを使えば、泡立て器がなくてもカフェ風のミルクメニューが手軽に楽しめます。
③ UCC ドリップポッド
国産(UCC)のドリップ式。お湯を通す前に軽く蒸らす工程があり、ハンドドリップのようなすっきりした味わいが持ち味です。レギュラーコーヒーのほか、紅茶や緑茶のカプセルも選べるので、コーヒー以外も楽しみたい人に向いています。
④ キューリグ
K-Cup(ケーカップ)という専用カプセルを使うドリップ式。コーヒーはもちろん、紅茶・日本茶・ココアまで飲みもののラインナップがとても広いのが特徴で、家族で好みが分かれる家庭でも一台でまかないやすいシステムです。
主要4システムの特徴(家庭用の一般的な目安)
| システム | 抽出方式 | 得意なメニュー | こんな人に |
|---|---|---|---|
| ネスプレッソ | 高圧エスプレッソ | 濃いエスプレッソ・クレマ | 本格的な一杯をボタンひとつで |
| ドルチェグスト | 高圧(加圧) | ラテ・カプチーノなど幅広く | カフェ風のミルクメニューを手軽に |
| UCC ドリップポッド | ドリップ式 | すっきりしたレギュラー・お茶系 | 国産・軽やかな味わいが好み |
| キューリグ | ドリップ式 | コーヒー〜紅茶・日本茶・ココア | 家族でいろんな飲みものを一台で |
How to Chooseどれを選べばいい?
迷ったら、「どんな一杯を、誰が、どのくらい飲むか」から考えると選びやすくなります。おおまかな目安は次のとおりです。
- 濃いエスプレッソやクレマを楽しみたい → ネスプレッソ(オリジナル)
- 大きめのマグでたっぷり、でもクレマも欲しい → ネスプレッソ(ヴァーチュオ)
- ラテやカプチーノなどカフェメニューを手軽に → ドルチェグスト
- すっきりしたレギュラーや、お茶も飲みたい → UCC ドリップポッド
- 家族でコーヒー以外もいろいろ飲みたい → キューリグ
気になるシステムが決まったら、記事の最後に、この記事で紹介したそれぞれのマシンの一例をまとめています。実物のラインナップを見ながら、はじめの一台を選ぶ参考にしてみてください。
Ways to Enjoyこの記事で紹介したカプセル式マシンのたのしみ方
この記事で紹介したカプセル式マシンは、いろいろな形でおうちコーヒーに取り入れられます。お好みのスタイルを見つけてみてください。
ネスプレッソ オリジナル(高圧エスプレッソ)
9気圧クラスの高圧で抽出する、クレマの乗った本格エスプレッソが持ち味のシリーズ。コンパクトな入門機で、濃いめの一杯を軸に楽しみたい人に向きます。
ネスプレッソ ヴァーチュオ(大きめ一杯)
カプセルを読み取って抽出を自動調整するヴァーチュオ。エスプレッソから大きめのマグまで、なめらかなクレマとともに幅広いサイズを淹れられます。
ネスカフェ ドルチェグスト(カフェメニュー)
コーヒーだけでなくラテやカプチーノ、ティーまで対応するカプセルの幅広さが魅力。ミルクメニューをおうちで手軽に楽しみたい人に向く一台です。
UCC ドリップポッド(国産ドリップ式)
高圧式とは違い、ハンドドリップに近いすっきりした味わいが特徴の国産カプセル式。レギュラーコーヒーのほか紅茶や緑茶のカプセルも選べます。
キューリグ(K-Cupで飲みもの豊富)
コーヒーはもちろん、紅茶・日本茶・ココアまで幅広いK-Cupに対応するドリップ式。いろいろな飲みものを一台でまかないたい家庭に向いています。
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FAQよくある質問
Q. カプセル式コーヒーマシンにはどんな種類がありますか?
大きく業務用と家庭用に分かれます。家庭用はさらに、高い圧力で濃い一杯を淹れる「高圧エスプレッソ式」と、お湯を通してすっきり淹れる「ドリップ式」の2タイプ。代表的なシステムはネスプレッソ、ネスカフェ ドルチェ グスト、UCC ドリップポッド、キューリグの4つです。
Q. ネスプレッソとドルチェグストのカプセルは共通で使えますか?
使えません。どちらもネスレのマシンですが別システムで、カプセルに互換性はありません。カプセル式はシステムごとに専用カプセルを使うため、本体を選ぶと使えるカプセルの種類が決まります。「どんな一杯を飲みたいか」から本体を選ぶのがおすすめです。
Q. 高圧エスプレッソ式とドリップ式はどう違いますか?
高圧エスプレッソ式は高い圧力のお湯で一気に抽出するため、クレマ(泡)の乗った濃いめの一杯になります。ドリップ式はハンドドリップのようにお湯を通して抽出するので、すっきり軽やかでレギュラーコーヒーに近い味わいになりやすいのが特徴です。
Q. 初心者はどのカプセル式マシンを選べばいいですか?
「どんな一杯を、誰が、どのくらい飲むか」で選ぶのが失敗しにくいです。濃いエスプレッソならネスプレッソ、ラテなどカフェメニューならドルチェグスト、すっきり系やお茶も飲むならドリップポッド、家族でいろいろ飲むならキューリグが目安。本体代だけでなく1杯あたりのカプセル代も確認しましょう。
※ 味や香りの感じ方には個人差があります。本記事の分量・温度・時間はあくまで目安です。 自分の「おいしい」を見つける手がかりとしてお使いください。
