Three-Hole Drippers
三つ穴ドリッパー

YUTA同じ三つ穴なのに、形が違うね。どっちの紙を使うの?
まずは、本体と紙を一組に。いつも淹れる量に合うサイズを選び、同じ分量で試してみましょう。
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THREE HOLES三つ穴は、形とペーパーをセットで選ぶ
三つ穴ドリッパーは、底の三つの抽出口からコーヒー液を落とす道具です。代表例のカリタには、台形ペーパーを使うタイプと、底が平らな波型ペーパーを使うウェーブがあります。同じ三つ穴でも、この二つは別の設計です。まずは作りたい量に合う大きさと、対応する紙の形をそろえるところから始めましょう。

台形タイプの内側にはリブと呼ぶ溝があり、紙と本体の間に空気の通り道をつくります。穴の数だけでなく、溝や穴の大きさ、粉の層、紙の通りやすさが重なって、湯の流れが変わります。「三つ穴だから注ぎ方に関係なく一定の味になる」とは限りません。粉量・挽き目・注ぐ量を記録すると、好みの一杯を再現しやすくなります。
SIZE & MATERIAL101と102、素材はどう選ぶ?
いつもの量から101・102を選ぶ
カリタの台形タイプでは、101は1〜2人用、102は2〜4人用が目安です。ただし「1杯」は大きなマグ一杯と同じとは限りません。普段飲む量を先に決め、製品の対応人数と合わせて考えます。一人分を中心に淹れるなら101、二人分以上をまとめるなら102が選びやすいでしょう。
大きければ少量にも最適、というわけではありません。大きな本体に少ない粉を入れると粉の層が浅くなり、いつもの注ぎ方で味が変わることがあります。何人で使うかに加え、毎回どれだけ淹れるかで選ぶのがコツです。台形ペーパーも101・102の表示を本体に合わせます。
素材は持ちやすさと手入れで比べる
素材は、持ちやすさや予熱、見た目で比べてみてください。樹脂は軽く、透明なものなら粉や湯の様子を横から観察できます。陶器・磁器は手触りや食卓との相性を楽しめますが、落下や衝撃には注意が必要です。ステンレスも選べますが、台形とウェーブのどちらなのかを製品名で確認しましょう。
「陶器なら必ず濃い」「樹脂なら絶対に割れない」とは考えず、製品の扱い方に従います。温まっていない器具へ注ぐと湯の熱が器具へ移るので、必要に応じて予熱を。素材だけで味を決めつけず、同じ豆と分量で試すと違いをつかみやすくなります。
FILTER MATCH台形とウェーブは、紙に互換性がない
台形タイプには台形ペーパーを、ウェーブにはそのサイズのウェーブフィルターを使います。ウェーブ155は1〜2人用、185は2〜4人用の製品があり、紙も155・185を合わせます。「102と185はどちらも2〜4人用だから同じ紙でよい」とはなりません。

台形ペーパーは底と横の接着部分を折って形を整え、本体に収めます。ウェーブフィルターは波状のひだと平らな底を保ってセットします。押しつぶしたり、合わない紙を無理に差し込んだりしないことが大切です。
ウェーブのひだは本体と紙の接触を減らすためのもの。同じ三つ穴でも、粉の広がりや湯の通り方が台形とは違います。台形の上位版と考える必要はありません。手に入りやすい紙、使いたい杯数、注ぐときの感触で選べば大丈夫です。詳しい紙の違いは紙とネルのフィルターを解説でも紹介しています。

YUTA紙の番号、僕が確かめる係をやっていい?
HINATAいいね。私はいつも飲む量を量ってみる。二つを合わせて選んでみない?
BREW BASICSまずは同じ分量で、注ぎ方をそろえる
初めて使うときは、豆の袋や器具に付属するレシピを出発点にします。ここでは台形の102で試す一例として、粉25gに対して注ぐ湯350gを使います。これは特定の豆・器具で紹介されている配合を参考にした家庭向けの出発点で、すべての三つ穴に共通する唯一の正解ではありません。少量なら対応サイズの案内を優先してください。

- 本体に合う紙をセットし、粉25gを入れて表面を平らにします。紙を湯通しした場合は、サーバーにたまった湯を捨ててから計量を始めます。器具がぐらつかず、サーバーの容量に余裕があることも確認しましょう。
- 最初に50gを粉全体へ静かに注ぎ、約30秒を出発点に蒸らします。湯は高い所から勢いよく落とさず、粉を湿らせます。焙煎や鮮度によって膨らみ方は変わるため、膨らまないことだけで失敗とは判断しません。
- 続いて100gずつを3回に分け、累計150g、250g、350gと注ぎます。一度にあふれるほど入れず、湯面が下がる様子を見ながら進めます。紙の縁だけに湯を流し続けず、粉へ穏やかに注ぐことを意識してください。
- 抽出したコーヒーを軽く混ぜてから味をみます。注いだ350gと、飲めるコーヒーの量は別です。粉や紙に水分が残るので、できあがりは少なくなります。時間やできあがり量も記録すると、次に調整しやすくなります。
YUME次は粉も注ぎ方も変えてみたいな。でも、どっちで変わったか迷いそう。
YUTA僕、変えたところをメモする! まず一つだけ?
TASTE ADJUSTMENT薄い・苦い・落ちないときの見直し方
薄いとき
薄く感じたら、まず粉と湯を量れていたか、紙と本体のサイズが合うかを確認します。そのうえで、同じ湯量で粉を少し増やす、または挽き目を一段細かくする、のどちらか一つを試します。両方を一度に変えると、何が効いたか分かりにくくなります。
濃さ・苦さが気になるとき
濃すぎるだけなら、できあがったコーヒーに少量のお湯を足す方法もあります。苦さや渋さが気になる場合は、次回の挽き目を少し粗くする、湯温を少し下げるなど、一項目ずつ調整します。豆の焙煎由来の苦さもあるため、器具だけで解消できるとは限りません。
湯が落ちにくいとき
湯が落ちにくいときは、粉が細かすぎないか、微粉が多くないか、紙の底がつぶれていないか、抽出口に汚れがないかを見ます。注ぐ勢いを強めて押し流そうとせず、次回の挽き目や紙の収め方を見直してください。使った粉は水気が落ちて冷めてから捨て、本体を製品の説明に従って洗って乾かします。
FIND YOUR STYLE円すい型や一つ穴と、どちらにする?
台形の三つ穴は、身近な台形ペーパーで日々のハンドドリップを楽しみたい人の候補になります。ウェーブは、平らな底と波型ペーパーの組み合わせを試したい人に向きます。どちらも分量や挽き目、注ぎ方を変えて、自分の好みに近づけられます。
円すい型には大きな一つ穴を持つ製品、一つ穴の台形には製品独自の注ぎ方を案内するものがあります。「三つ穴は初心者専用」「円すい型は上級者用」という順番はありません。見た目の好み、紙の入手性、普段の量、試したいレシピを比べましょう。全体の違いはドリッパーの種類を徹底比較にまとめています。
迷ったら、いつも飲む量に合う本体と対応する紙を一組選び、同じ豆・同じ配合で数回淹れてみてください。器具を次々に買い替える前に、一つだけ条件を変えて比べる。三つの穴を入り口に、毎日の一杯を調整する楽しさが見つかります。
Ways to Enjoy本体と紙を一組にして、注ぎ方を比べる
台形ならHA102と102ロシ、ウェーブなら185Sと185専用紙。一度に両方をそろえる必要はありません。まずは普段の量に合う一組で、同じ豆・同じ粉量・同じ湯量を使い、注ぐ速さだけを変えてみてください。
※広告を含みます
カリタ HA102|台形102
カリタ 102ロシ|40枚
ウェーブ185S|本体のみ
ウェーブ185専用紙|50枚
紙は形と番号まで確認。 102用の紙を185へ入れることはできません。ウェーブのひだと平らな底をつぶさずにセットして、抽出後は冷めてから紙の収まりも見返してみましょう。
写真の小物はセット内容とは別。 ウェーブ185Sは本体のみ、185専用紙は50枚です。写真のサーバーなどは付属しません。消耗品は本体価格だけでなく送料も含めて選んでください。

FAQよくある質問
Q. 三つの穴から均等に落ちないと失敗ですか?
三本が常に同じ太さで流れることを目標にする必要はありません。紙の収まりや粉の分布で流れ方は変わります。極端に落ちない場合は、冷めてから抽出口の汚れや紙の形を確認し、次回の挽き目も見直してください。
Q. 102で一人分を淹れてもよいですか?
使えますが、少ない粉では層が浅くなり、注ぎ方の調整が必要なことがあります。一人分が中心なら101が候補です。人数表示だけでなく、いつもの粉量と飲みたい量を基準に選びましょう。
Q. 台形ペーパーとウェーブフィルターは兼用できますか?
それぞれ対応する形とサイズを使います。台形101・102とウェーブ155・185は別の表示です。同じ対応人数でも紙は共通ではありません。
Q. 湯350gを注ぐと350mlのコーヒーができますか?
粉や紙に水分が残るので、できあがりは注いだ量より少なくなります。本文の粉25g・湯350gは102で試す配合例です。注ぐ量と飲める量を分けて記録してください。
Q. 陶器に替えるだけでおいしくなりますか?
素材だけで味の良し悪しは決まりません。予熱の状態、形、紙、粉量、挽き目や注ぎ方も影響します。持ちやすさや手入れ、見た目を含めて選び、同じ条件で比較してみましょう。


