CERAMIC DRIPPER
陶器ドリッパー

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YUMEこれ、紙フィルターがいらないんだって! 陶器だけでコーヒーが淹れられるの? 私、家でさっそく試してみたい!
ショップで出会った紙いらずの道具を、家でも使ってみたい。仕組みを確かめ、一杯淹れて、洗ってしまうまでを順番に見ていきましょう。
PAPERLESS DISCOVERYショップで発見。陶器なのに、紙がいらない?
休日のショップで見つけたのは、ざらっとした手触りの陶器のフィルター。隣のつやつやしたドリッパーと違い、紙を入れずに使うと聞いて、二人で中をのぞき込みました。いつも当たり前に敷いていた紙がいらない。それだけで、帰って一杯淹れるのが楽しみになります。
秘密は、陶器そのものにある、目に見えないほど細かな穴。こうした素材を「多孔質(たこうしつ)」と呼びます。粉を受け止めながら液体を通すので、本体が紙の代わりをする仕組みです。底の大きな穴から紙越しに落とす、一般的なドリッパーとは構造が違います。

ただし、陶器製なら何でも紙なしで使えるわけではありません。たとえばHARIOのV60透過ドリッパーのセラミック製品は、対応するペーパーをセットして使います。売り場では素材名だけでなく、「ペーパーフィルター不要」の表示と使い方を確かめましょう。
| 比べるところ | 紙を使う陶器製 | 紙不要の多孔質タイプ |
|---|---|---|
| こす部分 | セットした紙 | 細かな穴のある本体 |
| 粉を入れる場所 | 紙の内側 | 本体へ直接 |
| 片づけ | 紙ごとかすを取り出す | かすを除き、本体を洗う |
減らせるのは毎回使う紙と、その買い足しです。コーヒーかすは残り、洗う水や手入れの時間も必要。「ゴミも費用もゼロ」ではありませんが、紙を切らした朝でも淹れられるのは、うれしい違いですね。
YUME紙を買うの、今日は忘れても大丈夫なんだね! 早く家で淹れてみたい!
HINATA私も! でも先に、うちのマグにのるか見ておこうよ。
CHECK BEFORE BUYING買う前に見るのは、杯数・支え方・洗い方
初めてなら、見た目と一緒に「家でどう使うか」を想像してみます。フィルター単体なのか、カップに渡すホルダーや受け皿まで付くのかで、用意するものが変わります。手持ちのマグにのるかは、口径とホルダーの対応寸法で確認しましょう。
- 量:何杯分を淹れるか。対応杯数に加えて、推奨粉量やできあがり量を確認。
- 支え方:専用ホルダーの要否と付属品。空の状態でぐらつかず、抽出液の出口をふさがない組み合わせに。
- 手入れ:洗剤・ブラシ・煮沸・食洗機への対応。毎回の洗浄と、目詰まり時の処置を分けて読む。
波佐見焼や有田焼などの産地名も、器を選ぶ楽しみの一つです。ただ、産地だけで紙の要否や味は決まりません。同じ焼き物の産地でも異なる設計があるため、選ぶ単位は産地より製品。気に入った色や形に、いつもの量と手入れ方法が合うかを重ねて選びます。
FIRST BREW AT HOME帰ったら一杯。湯通しをして、粉を直接入れる
帰宅して袋を開けると、二人の視線は空っぽのフィルターへ。「ここに直接、粉を入れるんだ!」と、紙のない内側をもう一度確認します。勢いでお湯を注ぐ前に、付属の説明書を開き、初回の洗浄と準備を済ませましょう。
分量と挽き目は、購入した製品の指定から始めます。LOCAの公式FAQでは粗めの粉を推奨し、抽出前に十分な湯通しを案内しています。細かい粉ならどの製品でもよい、とは考えず、まずはその製品の基準を一度試すのが近道です。

- 説明書に沿って洗浄し、安定した耐熱の容器とホルダーにセット。フィルターに湯を通し、受けた湯は捨てます。
- 指定の挽き目と量の粉を直接入れます。はかりを使い、注ぐ湯量か抽出量か、レシピの表記も確認します。
- 粉全体を湿らせる量のお湯で蒸らし、数回に分けて静かに注ぎます。LOCAでは約30秒の蒸らしが目安です。
- 指定の量まで抽出したら、熱い本体を安定した受け皿へ。コーヒーを軽く混ぜ、香りと口当たりを確かめます。
ここでいう30秒はLOCAの案内で、すべての陶器製品に共通する唯一の正解ではありません。粉が水分を含むため、「注ぐお湯200g」と「できあがり200g」も別の量です。初回は粉量・挽き目・湯量・かかった時間を残しておくと、次の調整がしやすくなります。
YUMEほんとにコーヒーが落ちてきた! 紙、入れてないのに!
HINATAなんだか不思議だね。私、いつもの一杯も隣に並べてみたいな。
FIND YOUR TASTE味はどう変わる? いつもの豆で比べてみる
紙を敷いていないのに、受け容器へコーヒーが落ちてきます。二人が思わず顔を見合わせるのは、そんな最初の瞬間。淹れられた喜びを楽しんだら、「紙なしだから絶対まろやか」と答えを決めず、まずはひと口を観察してみましょう。
メーカーが「まろやか」「クリア」などと紹介する製品もありますが、味は豆や焙煎、挽き目、分量、フィルターの状態でも変わります。多孔質陶器をひとまとめにして、苦味が消える、紙より油分が必ず多く残る、と保証することはできません。
家のペーパードリップと比べる日は、同じ豆で粉量・湯量・湯温をできるだけそろえます。挽き目はそれぞれの製品の推奨を守り、違う場合はメモへ。香り、舌に触れた感じ、飲んだあとの余韻を、熱いうちと少し冷めてから比べると、好みを言葉にしやすくなります。
YUME淹れる係、楽しかった! お父さん、洗う係はお願いしてもいい?
TAKERUうん、今日は僕が洗うよ。説明書は、こっちにも渡してね。
CARE AFTER COFFEE洗う係の出番。かすを取り、すすいで乾かす
飲み比べを楽しんだあとは、洗い物の番。今日はお父さんが陶器フィルターを担当します。紙ごと持ち上げて捨てる方法とは違い、本体に残ったかすを取り除くところから。熱さが落ち着いて扱えるようになったら、乾いてこびりつく前に片づけましょう。

大量のかすは排水口へ流さず、先に取り除きます。次に説明書どおりに本体をすすぎ、必要な洗浄をして、十分に乾かしてからしまいます。穴の内側には油分や細かな粉も残るため、表面がきれいでも、湯の通りが悪くなったらメンテナンスを見直す合図です。
洗い方は製品で違います。39aritaのセラフィルターは洗剤と食洗機を避け、ブラシも使わずにすすぐ案内。一方、LOCAのFAQには洗剤を使う場合のすすぎ方も記載があります。「陶器だから洗剤NG」「ブラシでこすればよい」と一律には決められません。本体とホルダーも分けて確認してください。
紙を補充しなくてよい代わりに、本体を洗って乾かす習慣が増える。その違いまで試してみると、自分の暮らしに合うかが見えてきます。お気に入りの器が一つ増えた日は、淹れる人と洗う人で、次の一杯の相談をしてみるのも楽しいですね。

Ways to Enjoy気に入った形を、いつもの一杯の相棒に
選ぶなら、紙不要の多孔質フィルターと、紙を使う磁器製のドリッパーを混同しないことから。下の商品は一緒にそろえるセットではなく、使い方の違う候補です。手持ちのマグや、必要なホルダーも確認してみてください。
※広告を含みます
COFIL fuji|紙不要・富士山の形
39Arita|紙不要・基本3点セット
LOCA|紙不要・フィルター単体
HARIO V60|紙を使う磁器製
次の日にも、また使いたくなるか。 使うたびに紙を用意しなくてよいことと、かすを除いて洗うこと。その両方が自分の生活に合えば、陶器の手触りを楽しむ時間も増えます。忙しい朝は紙、ゆっくりできる日は多孔質タイプ、と使い分けてもかまいません。

FAQよくある質問
Q. 陶器ドリッパーは、全部紙フィルターなしで使えますか?
いいえ。本体がこす多孔質タイプは紙不要ですが、HARIO V60セラミックのように紙をセットして使う製品もあります。素材名だけでなく、ペーパー不要の表示と使い方を確認してください。
Q. どんな挽き目の粉を使えばよいですか?
購入した製品の指定を優先します。たとえばLOCAは粗めを推奨しています。いつもの紙用の粉をそのまま流用せず、推奨粉量と十分な湯通しも一緒に確認しましょう。
Q. 紙フィルターより、必ずまろやかになりますか?
必ずとはいえません。同じ多孔質陶器でも製品が違い、豆・焙煎・挽き目・分量でも味は変わります。いつもの豆を使い、香りや口当たり、余韻を比べて好みを探してください。
Q. 洗剤やブラシは使えますか?
製品によります。39aritaのセラフィルターは洗剤・食洗機・ブラシを避ける案内です。LOCAには洗剤を使用する場合のすすぎの指定があります。手持ちの説明書を確認し、ホルダーとも分けて扱います。
Q. 目詰まりしたら、火であぶればよいですか?
一律に直火で加熱しないでください。煮沸や重曹なども対応と条件が製品で違います。指定の手入れで改善しなければメーカーへ確認し、割れ・欠けがある本体は使用を控えましょう。


