PAPER FILTER
ペーパーフィルター

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HINATA紙の色も番号もいろいろあるね。まず形を合わせて、そのあと何を比べたらいいんだろう?
形は似ていても、紙の番号はメーカーや器具によって違います。手元の本体に合う一袋を選ぶところから、折り方、湯通し、困ったときの調整まで見ていきましょう。
FIND YOUR FILTER最初に合わせるのは、形と対応番号
ペーパーフィルターは、コーヒーの粉を受け止めて抽出液を通す使い捨ての紙です。まずは使っているドリッパーのメーカー・製品名・サイズ表示を確認しましょう。同じ人数用でも形や寸法は共通とは限らず、「2〜4杯用」だけでは適合を判断できません。

たとえばHARIO V60の02にはV60用02、カリタの台形102には102用、ウェーブ185には専用185を選ぶ、というように照合します。V60の02、台形の102、ウェーブの185は別の表示体系です。数字の似かよい方や人数だけで置き換えず、購入する紙の対応器具を確かめてください。
| 形 | 見分け方 | 買う前の確認 |
|---|---|---|
| 円すい形 | 下に向かって先がとがる | V60用など、対応する器具とサイズ |
| 台形・扇形 | 底に横向きの圧着部分がある | 101・102、1×1・1×2など製品の指定 |
| ウェーブ形 | ひだがあり、底が平ら | 155・185など専用の形と番号 |
円すい形にも特殊な角度の製品があります。「円すいなら全部同じ」と考えず、専用紙の指定があれば優先しましょう。コーヒーメーカーに使う場合も、バスケットや取扱説明書に記載された形とサイズを確認します。
WHITE OR BROWN白と茶は、色だけで優劣を決めない
白は漂白した紙、茶色のみさらしは漂白していない紙です。ただし、色だけでは紙の厚み、表面の凹凸、素材の配合までは分かりません。白だから必ず味が良い、茶だから必ず環境負荷が小さい、と一律には決められません。

まずは器具に合うものを少量で試し、紙のにおいが気になるか、使いやすいかを見てみましょう。環境面を選ぶ基準にするなら、色の印象よりも、原材料や認証、メーカーが公表する情報を確かめるほうが具体的です。
素材や表面の凹凸も、紙の個性
木材パルプにアバカを配合した紙や、表面の細かな凹凸を工夫した紙もあります。この凹凸は「クレープ」と呼ばれ、製品によって湯の通り方を調整する要素の一つです。同じ色でも設計が違うため、「厚い紙は必ず遅い」と見た目だけで判断しないようにしましょう。
HINATA色から選んでたけど、先に器具との組み合わせなんだね。買う前に写真を撮っておこう。
TAKERUそれなら売り場で迷いにくいね。僕も紙を買いに来たのに、番号を忘れたことがあるよ。
SET THE PAPER折り方とセット方法は、紙の種類に合わせる
折るのは、紙が圧着されている縁の部分です。広い面を半分に折り直したり、入らないからと底を押しつぶしたりすると、器具と形が合わなくなります。パッケージの図を見て、圧着部分と折る方向を確認してから開きましょう。
- 円すい形は、指定された側面の圧着部分を折って開く。
- 台形は、底と側面の圧着部分を製品の説明に沿って折る。
- ウェーブ形は、ひだと平らな底を保ったまま、対応する本体へ置く。
- 粉を入れる前に、紙の浮き・折れ・破れがないかを確認する。
台形の底と側面を互い違いに折るタイプもありますが、折り方を全製品共通の決まりにしないことが大切です。圧着部分を強く引っ張ったり、濡れた紙を無理に押し込んだりせず、形が合わないときは製品番号から見直してください。
RINSE OR NOT湯通しは必要? まず器具の説明を確認
抽出前に紙へ湯を通すことを「リンス」と呼びます。紙のにおいを抑える、紙を本体へなじませる、器具を温めるなどの目的で行いますが、すべての紙と器具で必須の工程ではありません。指定がある場合は、その器具の説明に従ってください。
HARIOのV60向けガイドには湯通しを勧める例があります。一方、形を保つことが大事な紙では、湯のかけ方によってひだが崩れることもあります。「茶色なら必ずすすぐ」「白なら不要」と、色だけで手順を決めないようにしましょう。
湯通しをする場合は、ドリッパーを安定した耐熱の受け容器に置き、紙全体へ静かに湯をかけます。受けた湯は抽出前に捨ててください。熱い器具と湯に気をつけ、紙のにおいが残るなら、すすぐ量を増やし続けるより別の適合製品を試す方法もあります。
TROUBLESHOOTING落ちるのが遅い・味が変わったときの確認
紙を替えると湯の通り方が変わることはあります。ただし、落ちる速さは紙だけで決まらず、粉の細かさや量、注ぎ方も関係します。まずは以前と同じ豆・粉量・湯量にそろえて、どこが変わったのかを確認しましょう。

- 紙が浮く・折れる:形と対応番号、圧着部分の折り方を見直す。
- 途中で湯がたまる:注ぐのをいったん止め、紙の縁を超えないようにする。
- 以前より遅く、苦さも強い:収まりを確認したうえで、次の一杯は少し粗い挽き目を試す。
- 速く落ちて物足りない:粉量と湯量を再確認し、次の一杯で挽き目など一条件だけを調整する。
「何分なら正解」と紙だけで時間を固定する必要はありません。いつもの一杯と比べて、時間と味の両方を見ると変化をつかみやすくなります。細かさの調整は挽き目のガイドも参考にしてください。
HINATA次は紙だけ替えて、味を比べてみたいな。同じ豆なら、違いを見つけやすそう。
KANNAいいね。私は時間をメモしておくね。変えたのは一つだけ、と書いておこう。
KEEP IT FRESH保管と片付けも、次の一杯の準備
使う前の紙は、湿気や強いにおいを避け、清潔で乾いた場所に保管します。シンクの水はねやコンロの蒸気が届く場所より、袋や容器に戻して置ける棚が扱いやすいでしょう。ウェーブ形は、収納時もひだと底をつぶさないようにします。
使用後は十分に冷めてから、粉ごと取り出します。濡れた紙は破れやすいため、熱いまま縁だけを持ち上げないようにしてください。捨て方は住んでいる地域の分別に従い、使い捨ての紙を洗って次の抽出に使い回すことは避けましょう。
YOUR NEXT CUPまずは本体の表示を、買い物のメモに
買う前に、ドリッパーの製品名とサイズ表示を写真に撮っておきましょう。売り場では形、対応器具、サイズの順に照合し、その後で色や素材を選ぶ。この順番なら、種類が多くても選択肢を絞りやすくなります。
今の紙に不満がなければ、急いで替える必要はありません。試したくなったら、対応する紙を一種類だけ替え、ほかの条件はそろえてみましょう。小さな消耗品の違いを、いつもの一杯で確かめる楽しみが生まれます。

Ways to Enjoy自分の器具に合う紙で、小さな違いを楽しむ
台形102用、V60用02、ウェーブ185用の紙と、台形102紙に対応する本体の例です。三種類の紙に互換性はありません。すでに器具があるなら、対応する紙だけを選びましょう。
※広告を含みます
カリタ102ロシ|40枚
V60用02みさらし|100枚
ウェーブ185専用紙|50枚
カリタ HA102|台形102
比較するときは、同じ豆と同じ分量で。 対応する紙を替えたら、落ちる速さと飲んだときの印象を一緒にメモすると、次の一杯の調整につながります。まとめ買いは、形と使い勝手を確かめてからでも遅くありません。
紙と本体は、それぞれ別の商品です。 カリタHA102には102ロシを使用します。V60用02みさらしはV60の02用、ウェーブ185紙は対応する185本体用です。ウェーブ紙の写真に写るドリッパーやサーバーは付属しません。

FAQよくある質問
Q. 100円ショップの紙でも使えますか?
販売店や価格だけでは判断できません。器具に対応する形・サイズで、コーヒー用と表示された製品かを確認してください。対応が分からない場合は器具メーカー指定の紙を選びましょう。
Q. 同じ杯数なら、別メーカーの紙を使えますか?
同じ杯数でも寸法や底の形が違うことがあります。紙のメーカーが対応器具を明示しているか確認し、人数表示だけで互換性を判断しないでください。
Q. 紙の表と裏を入れ替えると、味は変わりますか?
製品によって片面・両面の構造が異なります。袋から取り出した紙を説明どおりに開いて使い、自己流で裏返すより、パッケージの指定を優先してください。
Q. キッチンペーパーで代用できますか?
コーヒー抽出用としての強度や湯の通りを確認できないので、代用は勧めません。対応するコーヒーフィルターを用意するか、手元にある別の抽出器具を使いましょう。
Q. 紙を替えたら、レシピも変えたほうがいいですか?
まず同じ粉量・湯量・挽き目で一杯淹れ、味と落ちる速さを比べます。調整が必要なら、次の一杯から一条件ずつ変えると違いを確かめやすくなります。


