Cappuccino
カプチーノのつくり方
ラテにも泡があるのに、何が違う? 4つの名前を整理したら、おうちでふわりとした一杯を。マシンで作る基本と、手持ちのコーヒーで楽しむ方法を紹介します。
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YUMEねえ、カプチーノって、ふわふわの泡がのったコーヒーだよね? でも、ラテにも泡があったような…。名前が似ていて迷っちゃう。おうちでも、あの口当たりを作ってみたいな!
4つの飲みものの違いを整理し、マシンで作る基本と、マシンなしのアレンジを順に見ていきます。
What Is Cappuccinoカプチーノは、泡とコーヒーを一緒に味わう一杯
カプチーノは、エスプレッソに温めて泡立てたミルクを合わせる飲みものです。エスプレッソは、細かく挽いたコーヒーの粉に圧力をかけて抽出した、少量で濃厚なコーヒー。そこへミルクと細かな泡が加わり、ふわりとした口当たりとコーヒーの風味が重なります。

目指したいのは、泡だけが口に残る一杯より、泡・ミルク・コーヒーが一緒に入ってくる感じ。泡を高く盛ることや、ラテアートの模様があることは必須ではありません。飲むときは、まずそのままひと口。砂糖やシナモンは、あとで少し足しても楽しめます。
Four Coffee Drinksラテ・モカ・オレとは、何が違う?
見分ける手がかりは、土台のコーヒー、ミルクの仕立て、チョコの有無の三つ。表は一般的なホットメニューの整理です。お店や商品によって分量・泡の厚さ・トッピングが異なるため、名前だけで中身が完全に決まるわけではありません。
| 飲みもの | 基本の組み合わせ・違いの手がかり |
|---|---|
| カプチーノ | エスプレッソ+温めて泡立てたミルク。泡の存在感を楽しむ |
| カフェラテ | エスプレッソ+ミルク。一般にミルクが多めで、泡を薄く仕上げることが多い |
| カフェモカ | エスプレッソ+ミルク+チョコレート。ホイップは店やレシピによる |
| カフェオレ | ドリップなどのコーヒー+牛乳。エスプレッソが基本のラテとは土台が違う |
「ラテにも泡があった」は、そのとおり。ラテにも細かな泡をのせることがあります。カプチーノとの違いは泡があるかないかより、ミルクの量や泡の厚さ、全体の口当たりに表れます。同じ量のエスプレッソなら、ミルクが少ない仕立てのほうがコーヒーを強く感じやすくなりますが、すべてのお店でカプチーノが必ず苦いとは限りません。
ドリップに泡立てた牛乳を合わせた一杯は、材料としては泡のあるカフェオレに近いもの。家ではカプチーノ風のアレンジとして楽しめます。
「エスプレッソ・温めたミルク・泡を1:1:1」とする説明もありますが、どの店にも共通する厳密な配合ではありません。泡は牛乳に空気が入ったものなので、泡立てる前と後では体積も変わります。家では三層を同じ高さにするより、牛乳を泡立てる前に計るほうが比べやすくなります。
YUME泡があるからカプチーノ、って決めつけてた! ラテにも泡はあるんだね。
HINATA私、今度は泡の下のミルクも味わってみたいな。同じお店で飲み比べてみない?
One Cup Recipe一杯分は、小さめのカップと牛乳100mlから
マシンでエスプレッソを淹れられるなら、まずは次の配合から。エスプレッソ30mlと、泡立てる前の牛乳100mlを家庭で試す出発点にします。これは本記事の一杯分の目安で、カプチーノの統一規格ではありません。マシンの推奨レシピがあれば、そちらを優先してください。
| 用意するもの | 一杯分の目安 |
|---|---|
| エスプレッソ | 抽出した液体30ml。粉量・設定はマシンの指定どおり |
| 牛乳 | 泡立てる前に100ml。器具の指定量に合わせて調整 |
| 耐熱カップ | 180〜200ml程度。泡のぶんの余裕を残す |
| ミルク用の道具 | マシンのスチーム機能、または温かい牛乳に対応するフォーマー |
30mlはマシンへ入れる水の量ではなく、抽出してカップにできたコーヒーの量です。牛乳100mlは、液体のミルクと泡を合わせた元の量。別に「泡用の牛乳」を足す必要はありません。泡立てると空気のぶんだけかさが増えるため、カップの縁まで注ぎ切らず、入る量で止めます。
牛乳は普段飲んでいるものから試せます。泡立ちは成分・温度・鮮度・器具で変わります。植物性の飲料を使うなら、飲料と器具の両方で加熱・泡立てへの対応を確認しましょう。牛乳専用の器具には使わないでください。
Make It At Home温める・泡立てる・注ぐ、基本の手順
カップはお湯で予熱し、使う前にお湯を捨てておきます。スチーム式は牛乳を温めながら泡立て、加熱機能のないフォーマーは先に牛乳を温めます。方法が違うので、器具に合う順番と使用量で進めてください。

- 1
エスプレッソを用意する
マシンの説明に従って30mlを抽出します。牛乳の準備と近いタイミングで進めましょう。
- 2
牛乳を温めて泡立てる
器具の指定を優先し、家庭で温める目安は55〜60℃程度。スチーム式では冷たい牛乳から指定の操作で加熱します。フォーマーでは回転部を牛乳に入れてからスイッチを入れ、取り出す前に止めます。
- 3
大きな泡を減らし、全体をなじませる
泡立てた容器をゆっくり回し、泡と液体が分かれすぎないようにします。粗い泡を増やし続けるより、細かな泡が流れる状態を目指します。
- 4
ミルクを注ぎ、泡を一緒に仕上げる
エスプレッソへミルクを注ぎます。泡が容器に残る場合は、スプーンで少し添えても大丈夫。カップに余裕を残し、熱ければ待ってから味を確かめます。
温度は見た目の湯気だけで決めず、温度計があれば加熱を止め、軽く混ぜて確認します。加熱時間は牛乳の量・容器・機種で変わるため「レンジで必ず何秒」とは決めません。スチームノズルの清掃も、やけどに注意してマシンの説明どおりに行ってください。
YUMEふわふわにしたいけど、マシンからそろえるのは迷うな。まず家にあるコーヒーで試したい!
HINATAいいね。私はミルク少なめから。好きな濃さが見つかったら、また作ろうよ。

Without A Machineマシンなしなら、カプチーノ風で楽しめる
エスプレッソマシンがなくても、濃いコーヒーと泡立てた牛乳で、ふわりとした一杯を楽しめます。ただし、エスプレッソの濃さや質感と同じにはなりません。コーヒーを何で淹れるかに合わせて、ミルクの量を決め直しましょう。
インスタントなら、少なめのお湯で溶かす
まず商品の一杯分を、表示どおりに溶かせる範囲の少なめのお湯で用意します。ラテやカプチーノ向けの公式レシピがあれば優先してください。温めて泡立てた牛乳を少しずつ加え、薄くなる手前で止めれば、専用マシンを買う前のお試しになります。抽出が必要なレギュラーコーヒーの粉は、溶かすだけでは作れません。
ドリップは、濃いめに淹れてから合わせる
家庭で試すなら、いつもの一杯分の粉で、できあがりを100ml程度に抑えるところから。泡立てる前の牛乳は50〜100mlを目安に用意し、まず少なめに合わせて味を見ます。注ぐお湯100mlとは違い、粉に残る水分があるため、できあがり量を確かめてください。苦味や渋味が強ければ無理に抽出を続けず、次回の粉量や配合を見直します。
モカポットは、指定量で淹れて取り分ける
モカポットは濃いコーヒーを作れますが、マシンのエスプレッソとは別の抽出です。器具に合う水量・粉量で一回分を淹れ、例えばコーヒー50mlに泡立てる前の牛乳100mlから試せます。少量だけ欲しくても、水や粉を自己判断で減らさず、抽出したあとで取り分けましょう。

同じ「カプチーノ風」でも、インスタントとドリップ、モカポットではコーヒーの濃さが違います。最初の一杯の配合をメモし、次は牛乳の量だけを変えると、自分の好きなところを探しやすくなります。
Find Your Balance泡が粗い・味が薄いときの見直し方
うまくいかないときは、泡の見た目と飲んだ味を分けて考えます。一度に変えるのは一つ。牛乳の量もコーヒーも器具も変えてしまうと、どこがよくなったのか分からなくなります。
- 大きな泡がすぐ消える:空気を入れすぎていないか、器具の指定量・温度・操作を確認。泡立てたあとに容器をゆっくり回してなじませる。
- 泡だけ先に口に入る:泡とミルクが分かれすぎていないか確認。盛る泡を少し減らし、ミルクと一緒に注ぐ。
- コーヒーが薄い:次は同じコーヒーで牛乳を少し減らす。マシンなしなら、エスプレッソ用の配合をそのまま使っていないかも確認。
- 苦すぎる・濃すぎる:牛乳を少し足してひと口。豆や抽出も見直すなら、配合とは別の日に比べる。
- すぐぬるくなる:カップの予熱と、注ぐまでの待ち時間を確認。牛乳を沸騰させることで解決しようとしない。
ラテにも泡があり、カプチーノは泡とコーヒーを一緒に楽しむ一杯。違いが分かったら、今日は手持ちのコーヒーに泡立てた牛乳を少し合わせてみませんか。次の一杯では、泡の高さより、好きな口当たりと濃さを目印にしてみてください。
Ways to Enjoy泡をひとさじ、いつもの一杯へ
まずは手持ちのカップと牛乳で。泡を作る道具、温度を確かめる道具、牛乳を温める小鍋は、困ったところに合わせて選びましょう。豆を替えるなら、エスプレッソ対応の挽き目と手持ちのマシンが合うかも確認してください。
掲載のクリーマー・キュートは牛乳専用、指定の使用量は100mlです。掲載のミルクパンは、販売店がIH非対応と案内している商品です。対応する熱源や手入れ方法を購入前に確認してください。
※広告を含みます
クリーマー・キュート
エスプレッソブレンド100g
タニタ 温度計 TT-583
ミルクパン14cm(IH非対応)
同じカップで、泡の量を比べる。 泡立てる前の牛乳量をそろえれば、泡の少ない日と多い日の口当たりを比べられます。泡を増やすために牛乳も追加すると、濃さが変わる点に気をつけましょう。
おやつが甘い日は、まず無糖で。 甘い焼き菓子を添える日は、まず無糖でひと口。甘さを足す前に、ミルクとコーヒーの風味を確かめてみませんか。

FAQよくある質問
Q. カプチーノの泡は、生クリームですか?
基本は牛乳を泡立てたフォームミルクです。生クリームを泡立てたホイップとは別のものです。
Q. ラテアートがあるのは、カフェラテだけですか?
模様の有無だけでは見分けられません。細かなミルクの泡を使うカプチーノにも模様を描くことがあります。材料と全体の口当たりで考えましょう。
Q. カプチーノは、砂糖を入れなくても甘いですか?
牛乳由来の甘みを感じることはありますが、標準の組み合わせに砂糖やチョコが必須という意味ではありません。甘さの感じ方は牛乳や配合で変わるので、まず無糖でひと口飲み、好みで加えます。
Q. カプチーノとラテでは、カフェインはどちらが多いですか?
泡の量や飲みものの名前だけでは決まりません。同じエスプレッソを同じ量使うなら、牛乳や泡を増やしてもコーヒー由来のカフェイン量は減りません。使う豆とショット数、抽出量を確認してください。
Q. アイスカプチーノも作れますか?
冷たいコーヒーと牛乳に、冷たい泡を合わせるアレンジはあります。器具が冷たい牛乳の泡立てに対応しているか確認し、ホットの泡をそのまま冷たい一杯へ置き換えないようにします。まず冷たい一杯を作りたい場合は、兄弟記事のアイスラテも参考になります。



